つれづれvol.3 ~シールとハナマルとハイタッチと~

夏休みに入り、17本目の記事となりました。

最近はますます書くことが楽しくなってきています。


今日は、わたしがオンラインではなく対面で支援をするわけについてのお話。



「コロナ」という期間の間に、いろいろなことが変化しました。

できなくなったこと、制限されることがとても多くなった間でありましたが、翻って、今までできなかったことができるようになった間でもありました。


わたしは、どちらかというと後者のことをより実感していました。



会社に行かなくても仕事ができること。

学校に行かなくても授業を受けられること。

人と会わなくてもコミュニケーションを取れること。



わたし自身のことで言えば、この間にオンラインでいろいろな人と知り合うことができましたし、働き方を見直すきっかけにもなりました。



このことをきっかけにして「オンライン講師」という新しい仕事の在り方を選ぶことができました。

会社の方針により様々だとは思いますが、わたしの場合は、


・通勤時間がゼロ

・常に在宅で仕事ができるため、こどもが家にいても働くことができる

・授業が常に講師対こどものため、横のつながり(他の先生方とのかかわり)の時間が一切ない

・少人数制のため、手厚い支援ができる

・すべての業務がオンラインのみで完結する


といったところが大変大きなメリットだと感じています。

小さなこどもがいたり、ひとと関わることが苦手だったりする自分にとってはこの上ない環境で働かせていただき、もう3年ほどこのお仕事を続けています。




こんな最高の働き方を知ってしても、オフラインでフリースクールをしたいというのはどういうわけなのか。

それは、次の3つのことがオンラインでは叶わないからなのです。


シールをあげられない。

ハナマルをつけられない。

ハイタッチができない。


なに?こんなこと?と思われるかもしれませんが、

オンライン講師を始めて一番もどかしく感じたことは、こどもたちが「できた!」ときに言葉以外のアクションを起こせないことでした。


こどもたちは大人が思っている以上にほめられたいし、ほめられることが嬉しいと感じています。

その気持ちを伝える手段にはいろいろなものがあり、これまでの私にとって上の3つのことは、「できた」という喜びをこどもたちと共有するツールでもありました。

これらは、小学校教員時代も学童保育支援員時代もとても大切にしてきたことで、それは子どもたちにも伝わっていたという実感もありました。



だからこそ。

これらを叶えられるかかわりをしたい。



オンラインでもカメラ越しにハイタッチとか、自分のホワイトボードに大きくハナマルを書いたものを生徒さんに見てもらったりだとかやっていますが、やっぱりやっぱり



「できた」という嬉しい気持ちを共有したい!

できたね!おめでとう!という気持ちを伝えたい!



そのためのシールとハナマルとハイタッチ。

これは続いていきたいなと希うきょうなのです。





学びと遊びの小さなフリースクール

様々な理由により学校に通っていない、小学校1〜6年生のためのまなびとあそびの居場所です。

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