つれづれvol.1 ~たかが。されど。~

つれづれ第二号。

今日は、これまであまり話して来なかった原点について書いてみようと思います。

別のツールで、わたしがこの仕事をはじめたときに一番最初に書いた非公開の記事より。



たかが。されど。


わたしはこの4月から新たな挑戦を始めました。

自宅でフリースクールを開くことにしたのです。

正直自分でも信じられないけれど、なぜか一度も「やっぱやめようかな。」と思うことがありませんでした。



高校2年の時初めて病気をしてから、病気でない期間の方が短い人生を送ってきました。

いつも体が重く、心は先へ行きたいのに体がついてきてくれない。

目には見えないから周りの人の理解を得ることが難しい。

何度も悔しい思いをしたし、涙を流したし、諦めたし、荒れました。

決して言い過ぎではなく、わたしの中にはいつも過去の後悔と未来への不安しかなかったように思います。



いつか来るであろう、「元気で楽しい自分」を夢見て、そこを目指して頑張っていたように思います。

それは歳を重ねるごとにどんどん強くなりました。



初めての子どもが生まれた時、「かわいい」より「辛い」気持ちの方が圧倒的に強い自分と出会うことになりました。

自分はずっと子どもが好きだと思っていたけれど、嘘だったのかもしれないな。

次女が生まれてからも気持ちが不安定な生活は変わらず、生きることに疲れ、諦めようとしたこともありました。




私がママでごめんね。

まだ幼い子どもたちより感情のコントロールが下手くそな自分に心底嫌気がさしました。



コロナ禍で外へ出る機会も減り、横になっている時間がどんどん増えていきました。

このままじゃダメだと分かっているのに、自分にできることはどんどん減っていく。




何か一つでもできることないかな。

毎日できること。

難しくないこと。

続けられること。

好きなこと。

歌。



一日一曲くらい歌えるかな。

一曲。二曲。三曲。

一年間音楽アプリに曲を上げ続け、気づけば歌を聞いてくれる人が増えていました。



たかがアプリ。


だけど、わたしはここで出会った人たちに間違いなく救われました。

褒めてくれる人がいる。

楽しみにしてくれる人がいる。

もっと上手になりたい。

歌うことが好き。

楽しい。



そうしているうちに、自然と心も生活も整っていきました。

「楽しみ」がそばにあることで、こんなに生きることが楽しくなるんだ。

それに気づけた時、初めて「今を楽しむ」ことができました。



今が楽しかったら生きていける。

いつもそばに楽しみを持てる人であろう。

そして、そんな姿を見た人たちが「楽しそうだな。」と思ってくれたらいいな。

誰かが楽しみを持てるきっかけにわたしもなれたらいいな。


これがわたしの新たな挑戦の原点です。



一つのアプリが
その人の人生を根底から変えることがある
よき出逢いを(笑)



(自分のことしか書いていませんが、この中には苦しい時を支えてくれた、夫、二人の娘、友人、保育園の先生方、職場のお姉様方、市の保健師さん、ご近所さん、お医者さん、その他出会ってくれた大勢の方々がいたからこそ今のわたしがあることは言うまでもありません。その時にいただいた大切な言葉などをこれから記事にしていきたいなと思っています。最後までお付き合いいただきありがとうございました😌✨✨)

学びと遊びの小さなフリースクール

様々な理由により学校に通っていない、小学校1〜6年生のためのまなびとあそびの居場所です。

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